第32項!教えることはライバルを作って自分の優位な状況を悪化させることだと考える思考から、教えることは組織にとって大事であり、自分のスキルとコミュニケーション能力の向上に役立つと思ってみよう -R86plusA-

こんにちは。R86plusAブログの時空です。80:20の法則について知っていますか。上位20%のお客さんが80%の売上に貢献しているという話です。

ビジネスマンであれば、上位20%の従業員が80%の売上を上げているということです。僕は、ここで問いたいです。本当に、上位20%の従業員でなければ、80%の売上を上げることができないのか。

そこで、上位20%の従業員はその能力を伝授して、残りの60%を教育することで、上位80%の従業員の売上は元の売上より80x4=320%以上となる計算ができます。(ただし、下位20%の従業員の売上は一定とする。)

打つ手次第では、売上が軽く3倍以上になることがわかります。そこで、どうすれば、上位20%の従業員の能力を上位80%の従業員まで広められるか。僕は、上位20%の従業員が自覚している役立つ仕事のコツを残りの80%の従業員に教えればうまくいくのではないかと考えたのです。

そこで、取るべき手は人事評価、つまり仕事に対する評価に「教える」ことを加えてみてはどうかということです。教えることは相手よりそのことについて知識が多くないとできません。つまり、もともと高い能力があり、そこに教えるスキルが加わってくるのです。

ただし、優秀な上位20%の社員は自分の優位な立ち位置についておびやかされると心配をするのが普通でしょう。教えた相手が自分と同じレベルになれば、教えた相手より優位な立場がゆらぎます。

僕は、この問題点について、優秀な従業員は教えることにもっと積極的になって、マネジメントでも必要となる、この教えるという行為について上手くなるチャンスだととらえてみてはいいのでは、と考えます。

教える以上に学べば自分の実力は飛躍的に伸びるし、同僚や部下が自分の後ろまで迫っているという緊張感を味わえます。特に大事な点は、教えるという行為がコミュニケーションの向上に役立つという点です。

コミュニケーションがうまくなり、同僚とも良い関係を築け、相手に恩も与えられます。いいことづく目なのは目に見えています。さらに、マネージャーになれば、自分のスキルについて教える機会も発生して、どのみち出世するならば、通る道と言えます。

今までのように、教えることはライバルを作って自分の優位な状況を悪化させる良くないことだ、と考える思考から、教えることは組織にとって大事なことだし、自分のスキルとコミュニケーション能力、の向上に役立つと思ってみてはいいのではないでしょうか。

教えるというスキルは自分の中の知識を体系的に整理することなので、相手に教えることが自分の学びにもつながる、ということが多いでしょう。みなさんも誰かが何かに困っていて自分が適任と感じたらアドバイスしてみてはどうでしょうか。

そのアドバイス次第では相手の考えも変わるかもしれません。ではでは。

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