はい。Inishie R plusAブログの時空です。僕は先週2024/06/02から2024/06/09の今日に至るまでトータルで24000文字の記事を書きました。今後の方針として1週間に7,8本の記事、つまり15000文字を一週間の目標として僕自身に記事執筆を課していきたいと思います。
さて、今回のテーマは「ネットショップで費用を圧縮するためにはどうしたら良いか」について書いていきたいと思います。
ネットショップと言うと、スーパーなどの小売業で必要となるレジや品出しのための人員を削減できるので、小売業よりネットショップのほうが人件費を圧縮できることは多くの人が知る事実です。
僕は例えばアマゾンのようなネットショップというビジネスで、さらに費用を圧縮する方法はないかと考えています。その一つの関連する課題として「コモディティを売る伝統的な方法」について知る必要があります。
コモディティとは経済学の専門用語で、石鹸などの他の商品と違いを出すのが難しい商品を言います。石鹸以外の例としては食べ物のコーヒー豆やとうもろこしなど、差別化して多くの利益を得ることが難しい商品のことです。
ミクロ経済学では完全競争市場という市場の形を仮定することがあります。このようなコモディティ商品ばかり扱う市場では、価格は市場全体によってあらかじめ決まっています。
石鹸やコーヒー豆という特徴の違いを出しにくい商品は、少しでもコモディティの価格を下げる売り手が現れたら、その売り手の商品が買われることになります。
しかし、完全競争市場では市場の原理により利益は存在しない市場を仮定しています。仮に売り手同士が同じ条件で商品を調達して売っているのであれば、利益はゼロなので、少しでも価格を下げたら、費用が価格を上回る状態、つまり赤字と損失が出た状態となってしまいます。
そのため、価格競争などの値下げ戦略はコモディティを売る伝統的な方法として長い間ビジネスの一大テーマとされてきました。ここで大事なことは、売り手は同じ条件、つまり同じ人件費で同じ機械を使って同じ価格で商品を販売しているということです。
経済学の父であるアダム・スミスの時代であれば、完全競争市場における市場全体で決まる一つの価格から、費用を画期的な方法で下げることができれば、利潤がゼロの全体価格でも利益は出せるし、全体価格より安い価格を黒字の状態で提示して、より大きい市場シェアを握ることも出来たのです。
アダム・スミスの時代であれば、その費用を圧縮する方法は「分業」と呼ばれていました。例えば、自動車を作る場合、すべての工程を一人の労働者が担当するのであれば、一台作るまでに多くの時間を必要とします。
現代の生産方式は分業をさらに極めたものですが、一つ一つのパーツの生産や組み立てをそれぞれの担当者が引き受け、分業によって多くの製品を安価に作ることが可能となっています。
僕は分業のようなコモディティを安く大量に生産して売る伝統的な方法とは異なる、現代を代表する、ネットショップの費用を圧縮する方法について考えたいと思ったのです。
実際、ネット通販業者のアマゾンであれば、取扱商品の価格を今より2割も3割も安くしようと思えば、メーカーから直接納品されている商品もあるので、メーカー側も費用圧縮に協力する必要があると思うのが普通でしょう。
小売業で言えば、生産から販売まで自社で全てを行うプライベート・ブランドのようなビジネスモデルもありますが、プライベート・ブランドが本当に小売業を有利にしているかは僕には分かりません。
ただし、僕は次のように少し頭をひねるようなアイデアを思いつきました。アマゾンを例に取ると、おそらくアマゾンがメーカーに商品を発注すると、工場全体の生産から求められた価格に、大量発注分に対するサービス価格として数%の割引が適用されることもあるはずです。
しかし、その工場の取引先は様々な業種、つまり小売から業務用まである場合に、全体の生産によって得られた費用に加えて利益を上乗せした価格をメーカーはアマゾンに提示するはずです。
僕はこの工場全体の価格には売れずに在庫となったり廃棄された商品の穴埋めをするための非効率な費用も商品の価格に反映されていることだと思います。
僕はこの点に関して在庫品や廃棄分がどのくらいあるのか分かっていませんが、「ネットショップで費用を圧縮するためにはどうしたら良いか」というテーマからはアマゾンは一定数の商品をメーカーから購入するとして、在庫や廃棄を含まない費用を提示することも出来ると思います。
その価格は大量生産に伴うサービス価格ではなく、ある一定数を買い切ることから得られる在庫や廃棄のない時の価格、少し難しいですが、ミクロ経済学で言うところの発注した商品が全て売り切れて費用と価格が一致する時の価格をアマゾンはメーカーに交渉すればいいと思います。
僕もこの点は不勉強なので、メーカーの生産する製品はどのくらい売れ残りがあるのか分かっていないので、今後の僕の課題として、また調べておきたいと思います。
書籍などであれば売れなければメーカー側に返却することもあるはずですが、POSシステムなどの販売予測によりネットショップ側は必要な分の商品を買い切ることで在庫分や廃棄分の必要ない経費が反映されていない価格を交渉のカードとして持つことが出来ます。
僕はここで斬新なアイデアを主張したいのですが、八割納品というビジネスモデルはどうでしょうか。今までのビジネスモデルであれば、100個売れると予測した場合、105個納品していたと思います。実際、100個売れたら売れ残りが5個存在したことでしょう。その売れなかった5個分の費用は売れた100個の価格に含まれ、価格を引き上げていたはずです。
僕はここで高級ブランドの戦略を思いつきます。品不足を演出して価格を引き上げる方法ですが、この方法はコモディティを売る場合にも応用できる話であると思います。
先程の100個売れた例でいうと、100個売れると予測して105個納入していたところを90個納入することにしたら、まず、その90個の納品した商品は在庫になったり廃棄されることはなく売り切れることと思います。
販売側は、100-90=10個の品不足を高級ブランドのように少しの価格を釣り上げてもいいし、在庫や廃棄といった損失がなかったことで反映される低価格により市場のシェアを握ることもできます。
現代のビジネスでは、販売に必要な個数はだいたい予測できると思います。その上で、予測の9割の商品を納品して販売することで売れ残りや廃棄が存在せず、価格をさらに圧縮することが可能となるはずです。
僕はこの点に関してはもう少し深堀りしていければ良いのですが、今回はここまでとします。以上です。ご清聴ありがとうございました。時空。
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